Co2カットリアクターという聞きなれないリアクターが発表されました。
スキマーを通じて混入する空気中のCo2(二酸化炭素)をカットして、水槽内のCo2濃度を下げる事を目的とした商品です。
【使用目的】
生物を飼育している水槽、海水では主にプロティンスキマー、淡水ではエアレーションから常に420ppm以上のCO2が混入し続けています。CO2センサーを室内に設置されている方はご存知とは思いますが、室内の場合は500〜1000ppm以上に成る事は常に有ります。この様なCO2を水槽に入れ続ける事はPHの低下・酸化・コケの発生・イオンの分子化(KHの低下)などを早めます。よってCO2混入を減らす事でこれらの事の促進を押さえる事が目的です。
※大気中のCO2濃度はおよそ400ppmである事が知られています。しかし30年ほど前は350ppm前後でした。最近の大気中のCO2は既に400ppmを超え世界平均は420ppm程と成っている様です。この事がどの様な問題を引き起こしているかはご存知の通りだと思います…。
カラーパターンは4タイプ
このメディアでCo2をカットします。
こんな感じでスキマーと連動して使用します。
付属のコントローラーでCo2濃度や※湿度を確認出来ます。
一般にCO2を吸着する メディア (以下CO2 CUT)はCO2を吸着する為にある |
一定範囲の水分量が不可欠となります。つまり、この水分が無いとCO2 CUT |
はCO2を吸着する事ができません。この種の吸着材は数種類有りますが、全 |
て同様な性質を持ちます。 CO2 CUT自身で有る程度の水分量は当初か ら保 |
持しているのですが、 入ってくる空気の乾燥度により 直ぐメディア内の水分が無 |
くなり、湿度の低い時期・地域では殆ど全く働かなくなります。 |
メーカーテストでは冬期、11月〜3月(関東地方)でCO2の吸着能力 が |
安定しなくなり吸着能力が低下し、まったく吸収しなくなることが分かっています。 |
よって、 CO2を安定して吸着させる為には、メディア内に入る空気の 湿度をコントロ |
ールする必要が有ります。 |
PRSのCO2 CUTリアクターは湿度コントロールバルブを使用する事で安定したCO2の |
吸着を継続します。 |
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CO2 CUTの能力はおよそ1ヶ月/1L(10エアー/毎分供給時)CO2 CUT4000 |
は最大4L入るので、およそ4ヶ月間持続します。勿論室内のCO2レベルにより |
その範囲は前後致します。 |
オプションの屋内センサーを取り付ける事に因って、部屋とリアクターのCo2濃度の対比が出来、メディアの交換時期も一目で分かります。
CO2 CUT4000 仕様
モデル |
CO2 CUT4000 |
最大メディア量(mL) |
4000mL |
AC -入力電源(V) |
AC100V(50/60Hz) |
DC -出力電圧(V) |
DC5V |
AC/DCアダプター定格電流(A) |
2.5A |
CO2測定(ppm)
±50ppm+5% |
リアクター内CO2センサー : 0〜3000 ppm |
コントローラー内CO2センサー : 400〜3000 ppm |
湿度測定(%RH) ±3%RH |
0〜100 %RH |
温度測定(℃) ±0.5℃ |
-40〜+65 ℃ |
販売サイト https://exoticafrica.jp/11_5295.html
入荷は週明けの予定です。